ボールペンは、PARKERのジョッターにJETSTREAMの互換芯という結論(2024年)

2024-08-09 18:07:46

数年前に一時期手書きで日記を書いたり手帳を使うことにハマったことがある。(ちなみにそれまでの自分は手書き否定派だったし、今でも手書きは趣味というか不便さを楽しむようなものだと思っている)

基本的に高い筆圧で書くのはあまり好きではないので、万年筆が一番という結論になっていたのだが、万年筆は一部のノートで裏抜けしたり、ペン先が出たままで落として壊してしまう心配があるとか、万年筆だと青系のインクを使いたくなるが、たまには黒で書かないといけない場面もあるだとか……とにかく諸々の理由で、ボールペンも必要だった。

昔はカランダッシュの849を使っていた

それで、当時いくつかボールペンを試していって、最後に辿り着いたのがカランダッシュの849だった。だいたいこのような感じでほぼ完璧である。

  • そこまで高くない
  • 書き心地がそこそこよい
  • 字の太さとかが我慢頃(欧米のペンはアルファベット用なので基本太い)
  • インクが切れにくい(8km書けるとかなんとか)
  • インクが乾きにくい(実際、数年経って書いても普通に書けたりする)
  • 形状的にわりと持ちやすい
  • 持ってて残念ではないだけの質感がある

欠点は、替え芯が独自の形式であること。(欧米製はパーカー互換が多いのだが、カランダッシュはゴリアテカートリッジという独自の形式)

2-3本は持っているはず。最近円安なので昔ほどの安さはないが、今でも割とおすすめではある。色は色々ある。限定モデルのピンクゴールドか何かも持っているが、そういうのはちょっと高い。でも昔は安かったんだ……。

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でも2024年なら……? パーカー互換のジェットストリーム替え芯があるんです

しかし、2024年の現在、もうちょっといい選択肢があることに気づいた。

まず、一番大事なこととして……いつの間にか三菱鉛筆のJETSTREAMブランドのパーカー互換(G2型ともいう。ISO12757-2 G2対応)の替え芯が出ているのである!

SXR-600シリーズがそう。太さも三種類でていて、手帳などで好まれる細字の0.38mmがある。

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どうやら、ジェットストリームプライムという回転繰り出し式の本体の販売と合わせてリフィルとして出るようになったらしい。

これによって、パーカーのペン、あるいはパーカー互換芯が使えるペンであれば(例えばモレスキンのローラーボールプラスシリーズとかがそう)、ジェットストリームのインクの替え芯が簡単に使えるようになった。

(ただし、個人的に好きな青色のインクがないので……そこは是非ともお願いします)

なぜジェットストリーム? 純正インクはダメ?

なんでジェットストリームなの? 純正インクはそんなにダメなの? と思われる方もいるかもしれないが、これは単純な理由で、上のカランダッシュのところでも少し書いているが、海外製のボールペンは「アルファベットを書くのに適している」ので、漢字を書くのに向かないものが多いのだ。

具体的な問題点を言うと、まず漢字みたいに線は多くないので、基本的に線が太めである。

もちろん、太さは複数種類提供されているのだが、パーカー純正の場合、ボール径は1.2mm、1.0mm、0.8mmとなっている。

これに対してジェットストリームでは0.7mm、0.5mm、0.38mmであり、海外での細字が日本での太字ぐらいあるという状況である。(ちなみに万年筆なんかでも同じで、海外の極細のEFが日本の細字のFぐらいだったりする)

次にインクの粘度が違うことが多い。

筆記体が書きやすいようになのかは分からないが、基本的にヌルヌルなインクが多い気がする。滑りは悪くないのだが、漢字というかひらがなを含めて日本語で大事な「止め跳ね払い」が若干やりにくい。なんだかヌルヌル滑ってしまう。

あと黒があんまり濃くない傾向があると思う。

日本人の黒に関する感覚の違いなのかもしれない。青は逆に欧米のインクは綺麗だなと思うことが多いけど。

ジェットストリームのインクが使えるジョッター

とまあ、そんな理由で、パーカーのペンはいいけどパーカー純正のインク微妙なんだよなあ、という問題がずっとあったのだが、それがジェットストリームのパーカー互換インクのリフィル販売で状況が変わってしまった。

つまりどういうことかというと、ボールペン本体はジョッターでいいのである。

下部がプラスチックのオリジナルなら1000円ちょいだし、

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下部が金属(のはず)のコアラインでも2000円以下のモデルが多い。

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別途ジェットストリームのインクを買って入れ替える必要があるので+500円ちょいはかかるが、書き味はジェットストリーム品質である。

ジョッター自体のクオリティはまあ価格相応ではあるのだが、とにかく伝統的なラインでずっと昔からあるので、若干のリニューアルはあっても、おそらく30年後も普通に買えるだろう。いいペンでも数年後に無くしたときに同じものが手に入らないのはよくない。

(ちなみに自分はこういう心配を考慮して最低2本は買いたい派なので、2本入手したときの価格で買うペンを決めているところがある)

2024年ベストEDCボールペンと余談

2024年ではジョッター+ジェットストリームのパーカー互換芯がEDC(Every Day Carry……毎日持ち運ぶ物)のボールペンとしてはベストだろう。

万年筆はまた別の話があるので、別に書きたいと思っている。

それに、ノートも。今いいと思ってるのはジークエンス360、ロイヒトトゥルム、手帳用紙を使った方眼ノートEDiTなのでこの辺もちゃんと書きたい。

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折口詠人

「書くこと」のリハビリが必要なのに、最近はゲームばかりしているとかしていないとか。

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