最近買って良かったものを羅列する。主に配信に使うような機材だが、単純なゲームやWeb会議でも役立つかもしれない。
まずはSHUREのMV7。そこそこの値段でいいマイク。2022年12月時点でやや安めのショップだと2.6万円ぐらい。USB接続なしのモデルはもうちょい安い。
ダイナミックマイクらしく、周囲の雑音を拾いにくい。USB接続とオーディオインターフェース等と組み合わせるためのXLR端子接続が可能になっている。ちなみに同時に使用することも可能。USBのときは音量を取りやすいが、XLR端子使用だと感度の問題で多少音量が不足するかも。
なお、標準のマイクカバーは若干吹かれ(マイクに息を吹きかけてしまうこと)に弱く、口を近づけて使う場合はバフバフというポップノイズが気になる場合があるかもしれない。単純にポップガードを別に買う手もあるが、以下のSM7B向けのRK345というカバーを転用する手があって中々いいらしい。
ただしこれ、某所で2000円以下で売っているのだが、Amazonの売値がたまにすごいことになっている模様。足元を見られないように注意。
さて、MV7だが、歌を歌っても悪いことはないのだろうが、ポッドキャストとかゲーム配信とかの話し声に向いている。より上位のマイクとしてはド定番のSM7Bが存在するが、こちらは倍ぐらいの価格なのと、XLR端子のみでしかも感度がMV7より低くゲインがさらに必要で、一般の人には敷居がちょい高い。
で、音量問題を解決するのがインラインプリアンプである。MV7でもオーディオインターフェースと声量によっては欲しい。
以下のDM1 DYNAMITEとかCloudlifterのCL-1とかが有名。SHURE自身も出しているみたいだし、サウンドハウスさんとかでよく見かける廉価な製品をよく作ってるCLASSIC PROブランドにも似たようなものがある。
実売価格は昔は1万円を割っていたそうだが、ドル円の為替レートの変動等もあり、現在は1.4万円程度だが、12月時点で1.1万円程度で私は入手した。
Cloudlifterの方がお高いので質はいいと思うが、直で挿す使い方ができないのが痛し痒しか。SHURE自身が出しているものの存在を後で気がついたのだが、これが案外安いのでそっちでいいかもしれない。製品によって+25dBだったり+28dBだったり、複数の値から切替方式だったりする。
色んなマイクで使いたければ切替方式かなとなるが、この機器がファンタム電源の48Vを必要とするので、マイク自身が48Vを要求することが殆どのコンデンサーマイクとは組み合わせられない。割り切りで25〜28dB分ブーストするのがひとつあればよさそう。
まあ、手持ちのオーディオインターフェースに繋いでみて、「音量が足りない!」となってから検討すればいいので早まってマイクが届く前に買わないように。
さて、そのオーディオインターフェースなのだが、こちらもZG01に乗り換えた。めちゃいい。
YAMAHAの新型のオーディオインターフェース。ゲーム配信用に作ったというだけのことはあって、細かい仕様がめちゃくちゃ便利。Macでも問題なく使える。
なるべく簡単に扱えるように……ということで、本体のボタン類は少なく、ソフトから細かい設定を行うようになっている。PC(Mac含む)が必要であるし、慣れていないとちょっと混乱するかもしれないが、できることは非常に多く、端的に言うとYAMAHA AG03とSteelSeries GameDAC(あるいはastroのMixAmp)とHDMIのセパレーターで実現していたようなことが一つにまとまってしまう。
ただしちょっとだけ注意が必要で、HDMIのパススルー上限が60Hzなのは玉に瑕とか、上記のようなダイナミックマイクを扱うとき少しゲインが足りないとかがある。(AG03はD-PREと明記されているが、AG03mk2からD-PREの表記がなくなった。ZG01も同様なので同じマイクプリアンプなのかな?)
マイク入力が1系統だけで、あとは基本的にHDMIかPCからUSBでの入力なので、ギターとかをやる方が配信に使いたいならAG03mk2かもしれない。だが、ゲーム配信ならZG01がいいと思う(少し高くなるがそれだけの価値はある)。
他にも外付SSDとかキャプチャーボードとかも買ったのだが、今回は音関係の話だけにしておこうと思うのでこの辺。あとマイクケーブルも買い替えたけど、ちょっとミスったので書かない。短いのがないという理由で良いと思ったのとは別ブランドにしたのだが、実際繋ぎかえてみたらもうちょい長くてもよかったな〜となってしまったのである。